2016年6月末 長男誕生

2016年6月末。
予定日より2日早く長男は誕生しました。

39週目の健診の時のこと

そろそろ産まれそう?の声が多くなり始めた39週目の健診。
「子宮口が開いてますね~」という先生の声をドキドキしながら待っていましたが、残念ながら1cm程度しか開いておらず・・・。
噂のぐりぐり(卵膜剥離)をやってもらって、その日は帰宅しました。

陣痛が起こったのは、それから3日後のことでした。

出産当日

朝4時頃、トイレに行きたくなって目が覚めました。
妊娠後期は明け方トイレに目覚めることが多く、いつも通りにまた布団に潜り込もうとしていたのですが、その日はどうもお腹が痛い・・・。
よく「下痢のような痛み」と言われていますが、私はそうは感じませんでした。
生理がもうすぐ来るような、ずーんとした軽い鈍痛。
もしかして!?と思ったのですが、39週の健診後から頻繁に鈍痛はあったので、いつもことだろうとあまり焦りませんでした。

でも一応念のため、とあらかじめ用意していた陣痛間隔アプリで計測。
するといきなりの5分間隔!

鈍痛も続くので夫を起こし、病院に電話しましたが、まだその時は普通に近いレベルで喋れたため、もう少し待ってくださいと言われて待つことに。
夫は「早く病院に行こう~!!」とせかすのですが、早く行って病院で苦しむより家で苦しみたいと思っていた私は「早く行っても帰されちゃうんだよ~」とか「初産はすぐに産まれないんだよ~」となだめていました。
が、いよいよ話せなくなってきたので改めて電話。
途中で喋れなくなっている様子を聞いた助産師さんから「来て下さい」と言われ病院へ出発。
ちなみにうちは賃貸のアパートなのですが、階段を下りている最中に動けなくなり「だからもっと早く行こうって言ったんだよ!」と後に夫に叱られました。。

病院へ

外には呼んでいたタクシーが待っていて、陣痛の波に苦しみながら病院に向かいました。
今思えば、鎌倉はタクシーがすぐに来ないことが稀にあるので(実際以前全て出払ってしまい、歩いて行ったことがあった)この時スムーズに来てくれて良かったです。
そしてこの時、あらかじめ陣痛が起きた時のための色々準備をしておきましたが、これもやっておいて良かったです。

無事到着し、診て貰うと
「子宮口6センチ開いてます」
・・・ということで、即効入院。

陣痛室に入る

まずは、波が来ていない間に着替えてトイレを済まし、陣痛室で横になりました。
陣痛室は綺麗な個室で、ベッドが二つ並んでいました。
確か当初の話では、陣痛が重なればその方と相部屋になると伺っていましたが、幸いにも私一人。
これは今になって思うことですが、もし他の方と同室だったらちょっときつかったので、タイミング良かったです。

その時もまだ5分間隔くらい。
それでもまだぎりぎり喋ったり、自力で動ける余裕や時間はあり、波が来ている間も「ううー・・・」と小さく声を出すくらいで、何とか痛みをやり過ごすくらいは出来ました。
波が来た時に力を抜くとすこーし楽になった気がします。(でもどうしても力入っちゃいますよね~)

そして徐々に徐々にその波の間隔が狭まってきて、痛みが増してきます。
最初は力を入れずにいられたけれど、痛みが強くなるとそれも耐えられなくなり「うっ、うぐっぐあっ・・・」という、今思えば少年漫画の戦闘シーンみたいな声を出していました(笑)
やはりこの時も、よく言われる「鼻からスイカ」ではなく、生理痛のかなーり痛いものという感じでした。

病院到着から1時間も経っていないのですが、痛みと未だ陣痛室にいる(=産めていない)ということに耐えられず、「まだ!?まだなの!?せめていつ生まれるか教えて!」とばかりに、出血や何かあるたびにナースコールしていました。
この時、いきみのがしのために夫がおしり辺りを押してくれましたが、正直あまり効果なかったような?
助産師さんもやってくれましたが、逆に変な感覚で力が入りそうになってしまい、押さなくても良かったかもと思っています。
なので私の場合、テニスボールやらゴルフボールは使いませんでした。

そしていよいよ分娩室へ

そして陣痛室に入って1時間が過ぎた頃、更に子宮口が開いたということで、分娩室に移りました。
後の話によると、私の場合、子宮口の開きが初産の割に早く、出産も早いかと懸念されて少し早く分娩室に向かったそうです。

普通分娩は一般の分娩台のように足を開かなければならないのですが、私はそれが出来ない!(痛くて)
無理無理!こんな体制無理!と思っていたら、横向きで少し丸くなっていいよ、と言われてその方法でいきむようにしました。

「固い便を出すように力を入れて~」

陣痛の波が来るたびにいきむのですが、いまいち何か出てくる感覚がなく。
一応力を入れやすいように握るバーがあったのですが、それは仰向けの体制でしか握れません。
横向きで体を丸めた状態にしないと耐えられず、夫の腕にしがみつくことにしました。
私があんまりに力を入れ、おまけにガリガリ引っ掻いたので、後に夫の腕を見たら傷だらけでした(ごめん、夫よ)
しかも入院前に爪を切ろうと思っていて忘れていたので爪も長かった・・・。
痛みと戦いながら、頭は冷静で「中々出て来ないな~」「中々出ないからもう切りましょう!って言われないかなー」と思っていました。

そしてふと気が付きました。
いっぱいいきんで早く出せば、痛みから解放されるじゃん!と。

そして波が来た瞬間に、声には出さずともありったけの力を膣辺りに込めて力を入れました。
子供が出てくるという感覚なんて分かりませんが、何かが股の間にあるという感覚が全然感じられません。
こんなにいきんでるのに?
これまでにないくらい下半身に力を込めているのに?と。
しかも、痛い。
そして出てきた言葉が

「まだですか?」

いや、せめて終わりが分かれば頑張れるかな・・・なんて。

頭がおまんじゅうくらいのサイズくらい見えてきたよ!と言われましたが、私からしたら「まだそれだけー!?」で。
やはり初産のせいか、いきんでもするっとは出てきません。
これも経験して初めて分かったのですが、いきむのは波が(痛み)来たときだけなんですね。

何度もいきんだのですが思いのほか時間がかかり、徐々に陣痛が弱まってきてしまったようで、一般的な仰向けに戻りましょうと言われ仰向きになりました。
これで産まれるなら、と体制を変えひたすら波が来るたび、痛みに耐えながら「んぐぐぐぐ・・・・」と精一杯の力を下半身に込めていきみます。

そして

しばらくいきんだ後、もう少しだよ~と言われ、そのあとに突然
「もういきまなくていいよ」
と言われて「?」と思っていると、股からずるっという何か出てきた感覚。
一番痛そうなシーンだと思うのですが、不思議ともうこの時は痛くありません。

少ししてから、想像より小さな産声。
長男誕生。
長かったように感じましたが、病院到着から3時間という超(と言っていいのかな?)スピード出産でした。

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